例年は来館者、特に児童を対象とした避難訓練を行っていましたが、今年度は、感染症拡大防止の観点より、参加者を募っての訓練は行わず、児童センターの職員を対象に、元消防長の俊 多希憲氏を講師に招き、火災・地震が発生した際の避難訓練を行いました。
児童センターの各部屋で、講師の俊さんから「この場所で、どこが一番安全か、どこが危険個所になりうるか」を問われ、職員は、各部屋にいる子ども達をどう守り、避難させるか、その対応を考えました。
地震と火災、それぞれの「もしもの時」をイメージして、講師からの指導を受けるので、具体的な質問がいくつも飛び出しました。
「地震の際、2階から非常階段で避難させる子どもの靴はどうしたらいいのか」「地震の時、施設のトイレ、個室は安全かどうか」
「火事で排煙窓を開けるタイミングは? 排煙窓を開けてはいけない時はあるか?」等など
館内の各部屋からの避難経路を確認した後、広場に出て、避難場所として、どこが一番安全かのポイント探しをしました。
その際、「もしも、フェンスや遊具が倒れてきたら、どこまでくるのか?」と危険な場所になるかもしれない位置も確認しました。
「職員が互いの行動を把握しながら、連携して避難誘導を行う」そのイメージをしっかりと持ちながらの訓練となりました。