2009年の開館時から、3年に一度、自主事業として実施してきた救急救命講習会(AED講習会)。
本来であれば昨年度実施予定でしたが、コロナの影響で叶わず、一年延期しての実施となりました。
西消防署から3人の救急隊員さんに来ていただき、職員と協議会役員が参加し、みんなで協力してAEDの使い方を演習しました。
当日は、救急隊員さんが緊急出動に備え救急車で来館されました。
はじめに今日の講習会について説明があり講習が始まりました。
救急隊員さんから、次のような課題が出されました。
近隣の方から「児童センターの前で意識をなくして倒れている人がいる」という連絡がありました。
これまでの知識をもとに、まず救急救命をやってみて下さい。
まずは館長先生と3人の職員で実技演習。
すぐに胸骨圧迫を始めました。
AEDを使って救命措置を行いました。
実技演習の後、救急隊員さんから振り返りと救命措置の手順で注意することについて説明がありました。
- 安全を確認する。
倒れている人を発見した時、まず周囲の安全を確認して自分の安全を確保してから近寄ります。 - 意識を確認する。
「大丈夫ですか」と声をかけながら、肩をやさしくたたき、反応があるかをみます。 - 119番通報と協力者への依頼
「〇〇さん、119番へ通報して下さい」「△△さん、AEDを持って来て下さい」 - 呼吸の確認
呼吸があるかを胸や腹部の上がり下がりをみて確認します。 - 胸骨圧迫
倒れている人に呼吸がなかったら、直ちに胸骨圧迫を開始します。
胸骨圧迫は救急隊員が来るまで絶え間なく行います。強さや速さも注意。 - AEDの使用
AEDが現場に届いたらすぐに使用する準備を始めます。
AED本体からの音声メッセージに従い電極パッドを貼り電気ショックのボタンを押します。 - 電気ショックの後、また、胸骨圧迫を続けます。
参加者が順番に胸骨圧迫とAED使用の指導を受け、熱心に実技演習しました。
最後に演習用のAEDと児童センターに設置されているAEDの異なる点や乳幼児に使用する時の注意点についてみんなで学びました。
当センターのAEDは、玄関を入って左側の傘立ての上に設置されています。